冷却装置の点検でもっとも大事なのがラジエター液の量です。これはリザーバータンクで点検できます。 側面にある上限と下減の目盛りの間に液面があればOK。蒸発によって減少しているようなら、水道水を補充しておきましょう。 なお、リザーバータンクの液量は状況によって変化します。冷却経路内のラジエター液は温度が上昇すると膨張、ある程度までは膨張して圧力が高まったほうが効率よく冷却できますが、高まりすぎるとラジエターホースなどが破損します。そこで、余分な液をリザーバータンクに送って、冷却経路内の圧力を下げているのです。そのため、タンクの液量は適温時には増えておりエンジンが暖まった状態で点検を行うと、液量が上限の目盛りを超えていることもありますが、タンクから溢れるほどでない限り、これは異常ではありません。
●半年に1回は点検を 月に一回の点検なら、リザーバータンクの点検で十分ですが、半年に1回ぐらいはもう少し点検しておきたいものです。 まずはラジエター本体の液量。リザーバータンクが適量なら、冷却経路内の液が不足することはほとんどありませんが、念のためにラジエターキャップを開けて確認するとよいでしょう。ただし、ラジエター液が温まった状態でキャップを開けると、高温の水蒸気やラジエター液が噴出して火傷をすることがあります。必ず冷えた状態で点検するようにしましょう。 また、キャップの内側や、エンジンとラジエターをつなぐラジエターホースにはゴムが使われています。ゴムは古くなると劣化して弾力がなくなり、隙間から液漏れがおこったり、適温になって圧力が高まった状態でラジエターホースが破損したりします。ゴムの部分にヒビ割れ損傷がないかを確認しておきましょう。